櫻井・橋本「行政法」 第5版復習用メモ

櫻井・橋本「行政法」　第5版

第１章 行政法の基本構造
第１節 行政法の意義
１　行政法のイメージ
２　行政法の定義
第２節 行政の観念
１　権利分立と控除説
２　侵害行政と給付行政の区別
第３節 公法概念
１　公法・私法二元論
２　平成16年の行政事件訴訟法改正
３　公法概念の機能
第４節 憲法と行政法の関係
第５節 民事法と行政法の関係

第２章 法律による行政の原理
第１節 意義
第２節 法律の概念
１　法規事項と非法規事項
２　組織規範・根拠規範・重要事項留保説
３　法律の留保が問題となる場面
第３節 法律の留保
第４節 行政作用の諸形式

第３章 行政法の一般原則
第１節 法律による行政の原理以外の一般原則
第２節 適正手続の原則
第３節 説明責任の原則
第４節 その他の一般原則
１　信義誠実の原則
２　権利濫用禁止の原則
３　比例原則
４　平等原則
５　補充性原則
６　効率性原則

第４章 行政上の法律関係
第１節 行政上の法律関係における適用法
１　行政法の法律関係と民放の適用
２　民法177条
３　消滅時効
４　民事法と行政法令の不整合
第２節 民事法上の一般原則の適用
第３節 行政法規違反の法律行為の効力
第４節 公物に関する法律関係
第５節 行政上の権利

第５章 行政組織法
第１節 行政上の法主体
１　行政主体
２　行政主体の類型
第２節 行政機関
１　行政組織と法律の根拠
２　行政機関の概念
３　もうひとつの行政機関概念
４　行政機関の階層性
５　対等機関の関係
６　権限の代行
７　専決・代行
第３節 国の行政組織
１　内閣　
２　行政各部
第４節 地方の統治体制
１　地方自治の原理
２　地方公共団体
３　地方公共団体の組織
４　地方公共団体の事務
５　住民
第５節 条例
１　条例
２　法令と条例の関係

第６章 行政立法・行政準則
第１節 総論
１　行政機関による規範の定立
２　法規命令と行政規制の峻別
３　行政基準の形式
第２節 法規命令
１　法規命令の種類
２　委任命令統制の必要性
３　委任する法律側の問題
４　委任された命令側の問題
第３節 行政規則
１　問題状況
２　行政規制の種類
３　解釈基準
４　裁量基準
５　給付基準
６　行政指導指針

第７章 行政行為
第１節 行政行為論
第２節 行政行為の意義・種類
１　行政行為の意義
２　行政行為の分類
３　法令用語と分類論の関係
第３節 行政行為の効力
１　行政行為の特殊な効力
２　公定力の意義
３　公定力の及ぶ範囲
４　公定力の根拠
５　「有効と取り扱われる」ということの意味
６　違法性の継承
７　公定力の今後
８　その他の効力
第４節 瑕疵論
１　行政行為の瑕疵
２　取り消し事由たる瑕疵と無効事由たる瑕疵
３　瑕疵の治癒・違法行為の転換・理由の差替え
第５節 取消しと撤回
１　取り消しと撤回の意義
２　法律の根拠の要否
３　取消・撤回の制限
４　目的外使用許可の撤回と損失補償
第６節 附款
１　附款の意義及び種類
２　附款の許容性と限界

第８章 行政裁量
第１節 行政裁量の概念
第２節 行政裁量の構造
１　古典的学説
２　現在の裁量論
３　裁量が認められるステージ
４　要件裁量
５　効果裁量
６　事実認定と行政裁量
７　時の裁量
第３節 裁量審査の基準
１　裁量統制の手法
２　裁量審査の基準
３　判断過程審査
４　手続的審査

第９章 行政契約
第１節 法律による行政の原理との関係
第２節 行政契約の意義および例
１準備行政における契約
２侵害行政・給付行政との区別
３政策手段としての行政契約
第３節 公害防止協定
第４節 行政契約の履行方法
第５節 第三者効のある協定
第６節 事務の委託・民間委託
第７節　行政契約の統制

第１０章 行政指導
第１節 序論
第２節 行政指導の意義
１　行政指導定義
２　行政指導の累計
３　行政指導の功罪
第３節 行政指導に関する法的規制
１　法律の根拠の要否・規制規範との関係
２　手続的規制
３　行政指導の中止の求め、行政指導の求め
第４節 行政指導の争い方
１　訴訟類型との関係
２　建築確認留保
３　給水拒否
第５節 行政指導の今後

第１１章 行政計画
第１節 意義・分類
１　現代行政における計画の重要性
２　行政計画の分類
３　代表的な行政計画
第２節 行政計画の法的統制
１　法律の根拠の要否
２　計画裁量
３　計画策定手続
第３節 行政計画に対する救済制度
１　行政計画と行政事件訴訟
２　計画担保責任

第１２章 行政調査
第１節 行政調査の位置づけ
第２節 任意調査
第３節 強制調査
第４節 行政調査手続
１　行政調査手続一般
２　令状主義・供述拒否権の適用の可否
３　行政調査と犯罪調査
４　事前通知、調査理由の告知など
５　調査過程の瑕疵と行政決定の関係

第１３章 行政上の義務履行確保
第１節 総論
１　転換期の行政強制
２　司法的執行の可能性
第２節 行政代執行法
１　代執行の定義
２　代替的作為義務
３　義務付けの根拠
４　代執行の手続
５　行政代執行の問題点
第３節 行政上の強制徴収
１　国税の強制徴収
２　その他の金銭債権
３　債権回収制度の問題点
第４節 直接強制
１　強制強制の現在
２　即時強制に流れる立法
第５節 執行罰
１　執行罰の意義
２　執行罰活用論
第６節 その他の義務履行確保の制度
１　氏名などの公表
２　給付拒否
３　課徴金
４　加算税
第７節 即時強制
１　即時強制の現在
２　即時強制の具体例

第１４章 行政罰
第１節 行政罰の意義と種類
第２節 行政刑罰
１　行政刑罰の機能不全
２　行政上の特別の仕組み
第３節 秩序罰
１　秩序罰の意義
２　刑罰と行政刑罰・秩序罰との関係

第１５章 行政手続
第１節 行政手続の意義
１　行政手続と適正手続き原則
２　事前手続と事後手続
３　行政手続と憲法解釈
第２節 行政手続法の制定
１　行政手続法策定前の状況
２　行政手続法の目的と対象
３　適用除外の問題
第３節 行政処分手続
１　行政手続法における処分
２　申請に対する処分の手続
３　不利益処分の手続
４　届出手続
５　手続の瑕疵と行政処分の効力
第４節 命令策定手続
１　行政基準の策定手続
２　意見公募手続の新設
３　意見公募手続の内容
第５節 計画策定手続・合意形成手続
１　計画策定手続
２　計画提案制度
３　諮問手続

第１６章 情報公開・個人情報保護
第１節 行政情報管理の法制度
第２節 情報公開制度
１　情報公開の概念
２　情報公開法の目的
３　情報公開法の対象
４　不開示情報
５　開示請求手続
６　行政情報の開示
７　特別な対応
８　第三者の手続的保障
９　不開示決定等に対する救済制度
１０　独立行政法人等情報公開法
第３節 個人情報保護制度
１　個人情報保護法制の整備
２　番号法の制定
３　行政機関個人情報保護法の目的と対象
４　個人情報の適切な取扱い
５　本人の関与

第１７章 行政上の救済手続
第１節 行政不服申立て
１　行政不服申立制度
２　行政不服審査法
３　行政不服審査法の目的・性格
４　不服申立の種類
５　審査請求の要件
６　審査請求の開始
７　審査員による審理
８　行政不服審査会への諮問
９　採決
１０　執行停止
１１　教示・情報提供
第２節 行政審判
１　行政審判
２　行政審判手続の特色
第３節 苦情処理・オンブズマン・行政監視
１　苦情処理制度
２　オンブズマン制度
３　行政監視の法制度
第４節 行政型ＡＤＲ
１　行政機関による民事紛争の処理
２　行政型ADRの実例

第１８章 行政事件訴訟法概観
第１節 行政事件訴訟
１　行政事件訴訟の概念
２　行訴訟制度の類型
３　明治憲法下の行政訴訟
４　日本国憲法の制定
５　行政事件訴訟特例法
６　行政事件訴訟法の成立
第２節 平成１６年の行政事件訴訟法改正
１　行政事件訴訟の機能不全
２　司法制度改革と行政事件訴訟法改正
第３節 司法権と行政権の関係
１　法律上の争訟
２　統治行為論・部分社会論
第４節 行政事件訴訟の諸類型
１　行政事件保障の4類型
２　抗告訴訟
３　空港騒音訴訟と「公権力の行使」
４　当事者訴訟
５　民衆訴訟
６　機関訴訟
第５節 抗告訴訟の類型
１　法定公告訴訟と無名抗告訴訟
２　取消訴訟
３　処分の取消の訴え
４　裁決の取消しの訴え
５　無効等確認の訴え
６　不作為の違法確認の訴え
７　義務付けの訴え
８　差止めの訴え

第１９章 取消訴訟（その１）−訴訟要件
第１節 取消訴訟の訴訟要件
１　取消訴訟中心主義とその相対化
２　取消訴訟の訴訟要件
第２節 処分性
１　処分性の判定基準
２　係争行為の公権力性
３　法律上の地位に対する影響
４　申請に対する応答
第３節 原告適格
１　法律上の利益を有する者
２　問題の基本パターン
３　判例法の確立
４　判例法の展開
５　消費者・研究者等の原告適格
６　行政事件訴訟法9条2項の新設
７　小田急高架訴訟最高裁判決
８　その後の状況
第４節 訴えの利益（狭義の訴えの利益）
１　訴えの利益
２　事業の完了と訴えの利益
３　行政事件訴訟法9条1項かっこ書きの解釈
第５節 被告適格
１　行政主体主義の採用
２　被告適格の原則と例外
３　訴状への記載
第６節 管轄裁判所
１　基本ルール
２　特定管轄裁判所
第７節 不服申立前置
１　自由選択主義
２　審査請求前置主義の場合
第８節 出訴期間
１　出訴期間の意義　
２　出訴期間の制度

第２０章 取消訴訟（その２）−審理・判決・執行停止・教示
第１節 取消訴訟の審理
１　審査手続の諸問題　
２　関連請求
３　訴えの変更
４　訴訟参加
５　釈明処分の特則
６　証拠調べ
７　立証責任
第２節 取消訴訟の判決
１　取消訴訟の終了
２　判決の効力
第３節 執行停止
１　執行停止制度
２　執行不停止原則
３　執行停止の対象
４　執行停止の積極要件
５　申立の利益
６　執行停止の消極的要件
７　執行停止の手続
８　内閣総理大臣の意義
第４節 教示
１　教示義務の法定
２　救済の仕組み

第２１章 取消訴訟以外の抗告訴訟
第１節 無効等確認訴訟
１　無効等確認訴訟の意義
２　無効等確認訴訟の補充性
３　訴訟要件
４　行政事件訴訟法36条の解釈
５　審理・仮の救済・判決
第２節 不作為の違法確認訴訟
１　不作為の違法確認訴訟の意義
２　訴訟要件
３　法令に基づく申請
４　相当の期間
５　審理・仮の救済・判決
第３節 義務付け訴訟
１　義務付訴訟の明文化
２　義務付訴訟の理論的性質
３　定義
４　義務付訴訟の2類型
５　処分の特定性
第４節 非申請型義務付け訴訟
１　訴訟要件
２　本案勝訴要件
３　義務付け判決の内容
４　審理・仮の救済・判決
第５節 申請型義務付け訴訟
１　訴訟要件
２　他の抗告訴訟との併合
３　本案勝訴要件
第６節 差止訴訟
１　差止訴訟の法定
２　差止訴訟の定義
３　訴訟要件
４　懲戒処分の事前救済
５　確認訴訟の分担関係
６　本案勝訴要件
７　審理・仮の救済・判決
第７節 仮の義務付け・仮の差止め
１　仮の義務付け
２　仮の義務付けの要件
３　「償うことのできない損害」の解釈
４　仮に義務付けられる処分の性質
５　仮の差し止め
６　仮の義務付け・仮の差止めの手続

第２２章 当事者訴訟・争点訴訟
第１節 当事者訴訟
１　当事者訴訟の位置づけ
２　形式的当事者訴訟
３　実質的当事者訴訟
４　平成16年改正行政事件訴訟法の意義
５　処分性拡大論と当事者訴訟活用論
６　公法上の確認訴訟における確認の利益
７　確認訴訟の活用
第２節 争点訴訟
第３節 仮処分
１　仮処分の排除
２　事実行為と仮処分
３　当事者訴訟と争点訴訟

第２３章 国家賠償
第１節 国家賠償制度
１　主権無応答の法理
２　日本国憲法と国家賠償制度
３　活用される国家賠償法
第２節 国家賠償法１条
１　責任の成立
２　賠償の要件
第３節 国家賠償法２条
１　国家賠償法2条の意義
２　要件
３　道路管理の瑕疵
４　機能的瑕疵
５　河川管理の瑕疵
６　危険防止施設の瑕疵
第４節 賠償責任者
１　原因者に対する救済　
２　費用負担者と責任主体
第５節 民法・特別法との関係
１　国家賠償法4条
２　国家賠償法5条
第６節 相互保証主義

第２４章 損失補償
第１節 損失補償制度
１　損失補償の概念
２　損失補償の根拠
３　憲法に基づく直接請求
第２節 損失補償の要否
１　補償の要否の判断基準
２　消極規制・積極規制
３　公用制限
第３節 損失補償の内容
１　完全補償と相当補償
２　公用収用における補償
３　公用制限における補償
４　損失補償の限界
第４節 国家賠償と損失補償の谷間
１　問題の所在
２　予防接種禍訴訟